セッションとは

  セッションとはシナリオを実際にプレイすることを指します。「セッションを行う」とは実際にゲームマスター(以下GM)が用意したシナリオをプレイヤー(以下PL)と行うことです。又、同じキャラクターを用いてセッションを数回行うことを「キャンペーンを行う」と言います。

 

 セッションの内容について

 セッションの内容について細かい制約はありません。基本的にGMとPLが楽しいと思えるセッションになれば自由にシナリオを組んでいただいて構いません。以下はセッションを構成する基本的な要素となります。シナリを組む際の指針にしていただいて構いません。

 セッションは大きく分けて「オープニング(導入)」「探索」「戦闘」「エンディング(結末)・経験点処理」に分かれます。

 

 オープニングでは各PLが用意したプレイヤーキャラクター(以下PC)が本編で行動しやすいように促します。

 パーティ(参加PCの総体)かPC個々人での導入かによっても変わりますが

「組織・結社から仕事を依頼される」「襲われている人を助ける」など簡潔かつ物語へ入りやすいものがよいでしょう。

 本編では実際に導入で提示された案件を解決するために行動します。

 PCは主に「探索」を行い、場合によっては「戦闘」を行います。

 

 探索

 探索は1人ずつ別の場所で探索するか、数人でまとまって1つの判定を行うかは自由です。

 又、シナリオの内容によっては冒頭で移動判定を行って合流できたかを判断したり、セッション内で様々なフィールドを訪れることもあります。

 フィールドや移動についてはフィールド/移動判定についてのページを参照して下さい。

 

 又、初心者が多い場合はPCが行える行動をGMが提示して進めていくほうがよいでしょう。選択肢を提示する方が行動に指針ができ、動きやすいからです。もしPLから「こういうことがしたい」と提案があった場合は適宜シナリオをみて対応していくとよいでしょう。

 経験者の多い卓などではPLの提案を聞いてシナリオを進めていく方法もあります。GMの判断で困る場合があれば目標値判定対抗判定を行い、判定の成否で判断するとよいでしょう。

 

 戦闘

 エネミーと呼ばれる敵と実際に戦います。戦闘の詳しい流れについては「戦闘の流れ」のページを参照して下さい。

 戦闘を行う回数としてはセッション全体で2~3回を目安にするとよいでしょう。本編のラストにはボスを用意するなどしてシナリオを盛り上げるのもいいかもしれません。

 エンディングでは本編での結果をまとめます。オープニングで提示された依頼を達成できているのであればセッションクリアとなります。物語の締めを自由に演出して頂いて構いません。エンディング後、経験点配布に移ります。

 

 セッション終了後

 セッション終了後、PLの働きに応じて経験点を報酬として差し上げます。経験点の配布についてもGMで適宜判断して頂いて構いませんが以下は目安となります。

 セッションクリアボーナス:経験点30点を各PCに配布します。

 エネミー撃破ボーナス:各エネミーに設定された経験点を支払います。倒されたエネミーの経験点を合計、各PCに配布します。

 エクストラボーナス:GMが設定しておいた項目をクリアした、またはセッション中でいいプレイングをしたPCに対しての追加経験点です。あらかじめ設定しておく場合は複数項目を考えておくと達成感を感じることができいいでしょう。

 

 又、セッションで消費した魂階、財産点、体力、精気は基値に戻ります。

 以上がおおまかなセッションの流れになります。

 

 セッション形式について

 

 セッションは基本的に単発セッションキャンペーンセッションに分かれます。

 単発セッションは文字通り単発のみ。短編の、1話完結のシナリオです。

 キャンペーンは連続した話を通してプレイする長編ものとなります。

 当TRPGではキャンペーンセッションを推奨していますが、単発セッションをしてもかまいません。

 その場合、経験点の扱いなどはGMの判断にお任せします。

 仮に、他セッションで経験点を取得したキャラの参加希望があった場合、追加で経験点を他のプレイヤーにも渡して経験点をそろえたり、参加したいキャラの経験点を一時的に下げてそろえるなどしてもよいこととします。